司法書士実務 後見人は介護施設関係者との連携をとろう!

 どうもバトンくんです。今日は司法書士実務の中で、後見業務のお話。私は3人の後見人を務めていますが、共通して身寄りがいない方を担当しています。初めて後見業務をされる司法書士や行政書士、社会福祉士、弁護士など専門職後見人にとって手探りの状態からスタートされるかと思います。私も手探りの状態でスタートしました。誰に聞けばいいかわからないし、誰を頼ればいいのかわからないという状態からどうやって業務を進めていけばいいのか経験を交えてお話します。

関係者から積極的に話を聞きに行こう

法定後見の依頼が来た時、既に介護施設、病院、区の担当者、ケアマネジャー、包括支援センターなど本人の身近には、それまで関わっていた存在の方がいます。まずはその方とコンタクトをとりましょう。そして本人の状態、今までの経緯などご本人の情報を入手して、今何を求められているのか整理するところからスタートすると良いでしょう。

周りの関係者とは良好な関係性を築いていこう

 介護施設の担当者をはじめ福祉担当者の方々はとても親切な方が多いです。本人のためにいつも一生懸命やってくれていることが毎月施設訪問するとすぐわかります。私の担当するご本人さんは特別養護老人ホームへ入所していますが、受付に顔を出すと、名乗らなくてもすぐ気づいてくれます。私も常に敬意を払って施設の方々へは日頃から感謝を伝えるようにしています。

「いつもありがとうございます。大変助かっています。」

と言葉を伝えてあげることで、お互いにとっていい関係性が築けていけると思っています。司法書士という職業柄、最初は向こうから気を遣われることも多いですが、私は立場は平等と思って反対に畏まりすぎるくらい丁寧に接します。いい関係性が築かれていくと、何か必要なことがあった場合、気軽に相談しやすい関係性がお互い気づけますし、多少難しい要望もお互い頑張って、融通を利かせてもらえることもあるかと思います。

地区リーダーやリーガルサポートの相談員より近くの福祉担当者

後見業務を日々行なっていると判断に迷うことがあります。司法書士であれば所属するリーガルポートや所属地区リーダーに相談を行うことができます。また家裁にも確認を行い、その上で判断を行ったりしますが、現場の介護、福祉関係者の意見、相談も大変参考になります。やはり、本人の状況、情報を熟知しているのは近くの関係者なので積極的に耳を傾けるのがいいでしょう。

介護施設の方へ感謝を伝えたい

 施設の方と信頼関係も構築されると、日頃の感謝も込めて贈り物を渡したいなと思う方もいるかもしれません。これ、色々考えるところではあるのですが、贈答品を贈るのは、やらないのが1番安全です。本人の金銭から贈り物をするのはもちろんダメですが、後見人の私費であっても、やらない方が無難です。こちらは純粋に感謝の想いを形にしただけで何も思っていなくても、特別な扱いを受けるための対価、といった利益供与による不正、癒着の種に繋がる恐れがあるからです。誤解を生まないためにも何も渡さず、感謝の想いを述べるに留めるだけにすべきです。施設側も贈答品は受け取らないルールが存在したりもします。司法書士側からルールを破らないように気をつけるのも大切です。

相互理解、尊敬の精神でいこう

 本人のために支援する立場の一員として参加していると、介護、福祉、医療業界とはどのような仕事なのか理解するきっかけになります。登記業務とはまた異なり、初めて知ることだらけで、受験知識というより、現場、実務でわかることが多いため、初めは教えて貰ってばかりです。そんな状態からのスタートですので、謙虚な気持ちを忘れず、尊敬の精神を持って日々業務を行うのが良いでしょう。福祉業界を知ることは、どういう役割の人が関わっていて、それぞれどのような役割を担っているのかわかってきます。後見業務は1人で問題解決しようと抱えれば抱えるほど迷宮入りします。そのような状況にせず周りと協議して総合的に本人にとってよりより決定ができる方が大切です。そのチームを自然と編成できるように周りの関係者とは良好な関係を気づいていきましょう。

まとめ

 後見業務は周りの方との良好な関係を築けるかが、大事なポイントです。本人のため、自分のためにも周りから好まれる司法書士になれるよう積極的にコミュニケーションをとっていきましょう!

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